お母さんのユリ
2012年 10月 28日
24日のお母さんの告別式の時に、貰って来た、ユリの花が部屋の中で満開で、いい香りが部屋いっぱいに広がっています。
ちょうど一週間前の今頃は、病院でお母さんを見守っていました。
大きないびきをかいて、まるで眠っているようにしか見えなかった、お母さん。
その日は日曜日でもあったのですが、神戸で急ぎの仕事をしていました。
そして、グループホームから、「倒れて意識がない」と電話を貰ったのが、夕方の4時。
救急車を呼んで、病院へ運んでもらうように頼んで、私が病院へ着いたのが約、6時頃でした。
先生の診断では、かなり危険な状態で、手術も年齢の事を考えるとリスクが大きいとの事。
延命治療でさえも、出来なくて、点滴での治療のみとなりました。
5年前の脳出血の時は左脳だったのですが、今回は右脳に大きな出血が。
それでも、脳幹だけは、はっきりしているので、このまま安定すればしばらくは落ち着くかと思われたのですが・・・・9時の再度CTを撮った時には、出血も広がり脳自体が腫れたようになっていました。
それからは、暫くは集中治療室の待合で待っていたのですが、「急変して呼吸が止まりました」という看護師さんの報告を聞き、集中治療室に入ってみると、そこにはもう、呼吸をしていないお母さんの姿が。
泣きながら、いくら呼びかけても、目を開ける事も、そして二度と呼吸をする事もなく、次第に心臓の鼓動も小さくなっていくお母さん。
モニターを見ながら、先生に、「お母さんは、このまま死んでいくんですか?」と、何度も何度も聞いてしまいました。
結局、「サヨナラ」も言わずに・・・・一人寂しく、逝ってしまったお母さん。
色々と言いたい事もあっただろうにと思うと、今さらながら無念な気持ちでいっぱいです。
入院して24時間以内に亡くなると警察の検死などがあるそうで、結局、お葬式の会場へ運んだのは、夜中の1時半頃でした。
それからはお通夜や告別式と、目が回る程に忙しくて、あっという間に時間が過ぎて、もう一週間、まだ一週間って感じです。
お通夜の時に、線香を絶やさないように弟と二人で、お通夜の会場に泊まったのですが、棺の側にユリの花があって、お母さんの顔を覗くたびに、香っていました。
今もお部屋の中は、ユリの花の匂いでいっぱいですが、これからは、ユリの花の匂いを嗅ぐと、母の顔が思い出されそうです。
とても、安らかで、まるで眠っているような顔のお母さんの顔。それだけが、一番の慰めとなりました。
実はね、まだ、お母さんが亡くなったという実感がわいていないのですよ。
ただ、とても疲れていて、眠くて仕方なくて・・・・・
でも、また・・・・・ふと思い出した時に、大泣きするのかと思います。
金木犀の香りを嗅いだら、そしてユリの花の匂いに触れたら、泣いてしまうのでしょうね。
まだまだ、役所関係の手続きが残っていて、暫くは、バタバタしそうです。
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ちょうど一週間前の今頃は、病院でお母さんを見守っていました。
大きないびきをかいて、まるで眠っているようにしか見えなかった、お母さん。
その日は日曜日でもあったのですが、神戸で急ぎの仕事をしていました。
そして、グループホームから、「倒れて意識がない」と電話を貰ったのが、夕方の4時。
救急車を呼んで、病院へ運んでもらうように頼んで、私が病院へ着いたのが約、6時頃でした。
先生の診断では、かなり危険な状態で、手術も年齢の事を考えるとリスクが大きいとの事。
延命治療でさえも、出来なくて、点滴での治療のみとなりました。
5年前の脳出血の時は左脳だったのですが、今回は右脳に大きな出血が。
それでも、脳幹だけは、はっきりしているので、このまま安定すればしばらくは落ち着くかと思われたのですが・・・・9時の再度CTを撮った時には、出血も広がり脳自体が腫れたようになっていました。
それからは、暫くは集中治療室の待合で待っていたのですが、「急変して呼吸が止まりました」という看護師さんの報告を聞き、集中治療室に入ってみると、そこにはもう、呼吸をしていないお母さんの姿が。
泣きながら、いくら呼びかけても、目を開ける事も、そして二度と呼吸をする事もなく、次第に心臓の鼓動も小さくなっていくお母さん。
モニターを見ながら、先生に、「お母さんは、このまま死んでいくんですか?」と、何度も何度も聞いてしまいました。
結局、「サヨナラ」も言わずに・・・・一人寂しく、逝ってしまったお母さん。
色々と言いたい事もあっただろうにと思うと、今さらながら無念な気持ちでいっぱいです。
入院して24時間以内に亡くなると警察の検死などがあるそうで、結局、お葬式の会場へ運んだのは、夜中の1時半頃でした。
それからはお通夜や告別式と、目が回る程に忙しくて、あっという間に時間が過ぎて、もう一週間、まだ一週間って感じです。
お通夜の時に、線香を絶やさないように弟と二人で、お通夜の会場に泊まったのですが、棺の側にユリの花があって、お母さんの顔を覗くたびに、香っていました。
今もお部屋の中は、ユリの花の匂いでいっぱいですが、これからは、ユリの花の匂いを嗅ぐと、母の顔が思い出されそうです。
とても、安らかで、まるで眠っているような顔のお母さんの顔。それだけが、一番の慰めとなりました。
実はね、まだ、お母さんが亡くなったという実感がわいていないのですよ。
ただ、とても疲れていて、眠くて仕方なくて・・・・・
でも、また・・・・・ふと思い出した時に、大泣きするのかと思います。
金木犀の香りを嗅いだら、そしてユリの花の匂いに触れたら、泣いてしまうのでしょうね。
まだまだ、役所関係の手続きが残っていて、暫くは、バタバタしそうです。
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yodogawasyuhen
at 2012-10-28 23:36
x
こんばんは
忙しくても1つづつやれば解決してくれます。
忙しいのが終わると温泉でも入ってのんびりしてください。
寂しくなりますね。
忙しくても1つづつやれば解決してくれます。
忙しいのが終わると温泉でも入ってのんびりしてください。
寂しくなりますね。
0
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淳三 ・ω・
at 2012-10-28 23:48
x
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asuka_kyo at 2012-10-29 14:55
一番辛い時に一番忙しい時期です。
精神的にも肉体的にも大変でしょう。
atsuさんは、お母様のお世話をよてもよくなさってましたよ。
お母様も、天国で感謝されてると思います。
私も父親を48歳の若さで亡くしましたが、
この悲しみはなかなか癒えませんよね・・・
あまり無理なさらずに。横になれる時は休んで下さいね。
精神的にも肉体的にも大変でしょう。
atsuさんは、お母様のお世話をよてもよくなさってましたよ。
お母様も、天国で感謝されてると思います。
私も父親を48歳の若さで亡くしましたが、
この悲しみはなかなか癒えませんよね・・・
あまり無理なさらずに。横になれる時は休んで下さいね。
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桜
at 2012-10-30 10:26
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看取ることができてよかったですね。お母様のご冥福をお祈りしついます。
私の時は、病院からの信じられない一言で憤慨しました。
「気が付いたら死んでました」って言われたんですよ。両親共に看取れませんでした。
四十九日まで忙しいし、バタツクでしょうから、ご慈愛くださいませ。
私の時は、病院からの信じられない一言で憤慨しました。
「気が付いたら死んでました」って言われたんですよ。両親共に看取れませんでした。
四十九日まで忙しいし、バタツクでしょうから、ご慈愛くださいませ。
by tora0405
| 2012-10-28 21:31
| つぶやき・独り言
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Comments(4)